メイクの上から簡単に保湿できる商品として、化粧水が人気です。
しかも、スプレータイプのミスト化粧品です。
乾燥肌対策に使っているミスト化粧水は、あまり効果がないとの噂も…。
では、メイクの上から保湿ケアするにはどうすればいいのでしょうか?
メイクの上から保湿するアイテムについてお話します。
<目次>
・肌に水をスプレーすると、うるおい成分まで蒸発する
・乾いたら保湿成分配合の美容液などを重ね塗りする
肌に水をスプレーすると、うるおい成分まで蒸発する
「エアコンのきいた部屋にいると、どうしても肌が乾燥するので、スプレーで水分補給をしています」という詰をよく聞きます。
メイクをくずさずに水分を与えることができて、一見、よい方法に見えるのですが、実はこれは余計に肌の乾燥を招くことがあります。
肌の乾燥を防ぐのは、水分ではなく、セラミドなどの保温成分です。
肌に水をつけるだけでは、その水はすぐに蒸発してしまうだけでなく、肌からうるおい成分を奪って蒸発していきます。
つまり、余計に乾燥するわけです。
たとえば、髪の毛がパサパサに乾燥してしまったとき、洗面所でぬらす人がいますが、その水は30分ちすればふたたび蒸発して、余計に髪は広がります。
冬場の手あれはどうでしょう。乾いてひび割れた手を水でぬらしたら、いっそう乾いて痛くなります。
水をさわっているだけで手はどんどんあれていきます。
乾いたら保湿成分配合の美容液などを重ね塗りする
では、エアコンなどの影響で肌が乾いてきたときには、何を足したらよいのでしょうか。
水だけではだめなので、保温成分がいっしょに配合されているものをつけなければいけません。
スプレータイプの化粧水は、メイクの上から使えるということで人気のようですが、粒子を絹かくするために、どうしても、中に含まれる保温成分の割合は少なめになります。
セラミドやヒアルロン酸を配合すると、重たくなってスプレーにならないからです。
ミネラルウオーターもよく使われますが、その保温力は、あまり強いものではありません。
メイクのLからつけるときに、スプレーにこだわることをやめてみましょう。
油分の少ない、サラッとしたものであれば、普通の化粧水でも美容液でも、メイクの上からつけることは可能です。
指の腹にとづて、乾燥した部分にだけ、押さえるようにつけてみてください。
コットンは使わないことと、こすらないことさえ気をつければ、ファンデーションは通常、くずれません。
セラミドやヒアルロン酸、天然探湯因子などが配合されたものを使いましょう。
もちろん、朝晩のお手入れのときに使っているものと同じものでかまわないので、それらを小分けにして持っていてもよいでしょう。
ただし、口中、何度も保温の化粧品をつけ足さないと肌が乾いてしまうような入は、朝の保温や夜のメイク落としのしかたに問題がないか、もう一度見直してみてください。