ニキビをつぶす、つぶさないで、いろいろな見解があるようですが、しかし、つぶすとクレーターとなって後に残ってしまうニキビがあります。
つぶしてはいけないニキビについてお話します。
<目次>
・このニキビはつぶすとクレーターが一生残る
このニキビはつぶすとクレーターが一生残る
赤ニキビになってしまったら、自分であれこれケアするよりも、皮膚科での治療が効果的です。
炎症を起こした赤ニキビは、毛穴の詰まりにフタをしているようなものです。
ケミカルピーリングで角質をマイルドに剥がしてあげると、皮脂の分泌もよくなり、盛り上がった皮膚も平らになります。
ケミカルピーリングとは、薬を塗って表皮の角質部分を取り除き、美しい肌にする治療法です。
日本では、スキンケア目的のケミカルピーリングが主流で、グリコール酸、乳酸などのフルーツ酸、サリチル酸などを使用しています。
殺菌作用もあるので、膿を持った赤ニキビも鎮静させる効果もあります。
「ただし、盛り上がったニキビは、いかようにも治療法がありますが、へこんだニキビ痕を完全に平らに戻すのは、今の医療でも難しいのです。
俗にいうクレーターと呼ばれるへこんだニキビ痕は、赤ニキビの状態になっただけでも起こる場合があります。
炎症で周囲の組織は溶かされるので、くりぬいたように皮膚は陥没します。
でも、クレーターをいちばんつくりやすいのは、自分でニキビをつぶしてしまうことです。
溜まった酸化物質が外に出ないで、かえって組織内に広がってしまい、ますます炎症がひどくなり、真皮までへこんでしまうといいます。
だから、赤ニキビになったら皮膚科で治すのがいちばん安全です。
クレーターをつくってしまったとしても、レーザーで目立たなくすることはできるので、あきらめないで皮膚科の門をくぐってみましょう。